【INFJインタビューvol.11】心の声に耳を澄ませ、「輝く自分」を手に入れる(ばるさん)

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こんにちは。INFJラボ運営人のみもりです。

今回は、ばるさんのインタビュー記事です。

ばるさんは副業でパーソナルコーチとして活動されている方で、本音で生きたい人向けのコーチングサービスを提供しています。

記事の下部にばるさんのコーチングサービスについても紹介していますので、ご興味のある方はぜひ問い合わせしてみてください。

過去のINFJインタビュー記事はこちらからご覧ください。

目次

ばるさんについて

−−−まずは記事を見てくださるINFJの皆さんへ、簡単に自己紹介をお願いします。

ばるさん
「愛知県出身の社会人です。4歳の息子がいます。現在はパートで勤務しながら、副業でパーソナルコーチングを提供しています。趣味は音楽を聴くことや、美味しいものやお酒を楽しむことが好きです。五感を豊かにする行為が好きですね。」

「これまで特定のことに猛烈にハマることは少なかったのですが、ここ数年はコーチングにハマってます。人が、葛藤しながらも前に進もうとする姿に感銘を受けるのですが、コーチという職業はまさにそれを見守る仕事です。過去に私自身も内的な葛藤を抱えて苦しんだ経験があるので、今回はそういったINFJの方の安心材料になるようなお話ができたら幸いです。」

−−−息子さんの育児とお仕事を両立されていてすごいですね。4歳って一番元気な盛りだと思うのですが、息子さんの成長を間近で見ていてどうですか?

ばるさん
「はい。イヤイヤ期を過ぎて、いまはだいぶ男の子っぽくなってきました(笑)3歳くらいから体力と好奇心が表れ始めて、4歳になった今は自我が芽生えてやりたいことへの執着心が出てきている印象です。難しい年頃ですけど、ちゃんと成長していってるんだと実感できて嬉しいです。」

−−−子供とか後輩とか「見守る対象」ができると人間の成長過程を間近で見れて自分も勉強になりますよね。

ばるさん
「そうですね。いまは真っ白なキャンパスのような状態なので、『子供は鏡』というように、自分との関わり方によって色んな影響を受けます。内省を以前より深くやるようになったのは息子のおかげですね。」

−−−内省をやることも一定の思考体力がいることだと思うのですが、「深く」内省をする裏には、ばるさんのどのような想いがありそうですか?

ばるさん
「『成熟した大人になりたい』という気持ちですね。両親の育児の仕方を引き継ぎたくない、という想いがあると思います。」

−−−ご両親はどんな人だったんですか?

ばるさん
「周りから見れば一般的な家庭に見えていたと思うのですが、大人になった今振り返ると、父は叱るときに頭ごなしに怒鳴る人でしたし、母は思い通りにならないと怒る人で、どちらも手が出るタイプだったので、いつも両親を怒らせないよう空気を読んでいたと思います。基本は、両親に怒られないように自分の意志を出さないようにしていました。かといって愛情が全く無かったわけではないので、両親を恨む気持ちはありません。」

−−−「成熟した大人になりたい」というのは、ご両親と同じ育児はしないという決意のようなものなんですね。

ばるさん
「はい。両親は子供を承認する声がけも少なかったですし、時おり子供を冗談混じりに小馬鹿にするような発言もしていたので、肯定感を育む育て方では無かったと思います。人間は先天的なものだけではなく、後天的に育まれる部分も大きいと思うので、その環境は整えてあげたいと思っています。」

MBTIと出会ったきっかけ

−−−MBTI診断では何と診断されましたか?おそらくINFJだと思うのですが、診断結果を見て何を感じましたか?

ばるさん
「私はMBTIの公式ワークを受講したのですが、タイプごとで感じ方が変わりそうなお題に対して参加者同士でディスカッションし、心の感じ方を見つめるワークをしました。最後に心理機能の組み合わせを参考に自分のタイプを推測する流れだったのですが、候補が3パターンくらい考えられて絞りきれなかったんです。」

「そんなときにファシリテーターの方から『INFJは他のタイプを憑依させるから自分の本当のタイプが分からなくなりがち』という示唆をいただいて、自分がINFJなんだと気づくことが出来ました。」

「INFJタイプの説明を見て感じたのは、過去自分が感じてきた色んなことに対して、自分のせいじゃないんだと感じることができるようになって自己受容が進んだのと、自分が何者かわからない状態で言葉でうまく説明ができなかったことが、すっと腹落ちする感覚がありました。」

−−−MBTI協会の公式セッションを受ける人は少ない印象ですが、何か受講を決めたきっかけはあったんでしょうか?

ばるさん
「コーチングサービスの質を高めるためには、コーチ自身が自己探求を深層心理まで深めていって、葛藤を乗り越えるプロセスが重要なんです。コーチングでも人の潜在意識に触れることは出来るんですが、思考だけでは自分にとって直視しづらい不都合な現実に近づきづらいので、自己探求を深めるいち手段として、MBTIのような実績のあるツールをヒントに着想を得られればと思って受講しました。」

−−−自分の思考だけでは深層心理までたどり着くのは大変ですよね。そういう意味では、自分の心を深く見つめる手段として、コーチングは良い示唆を与えてくれるものかもしれないですね。

ばるさん
「そうですね。私が学んでいるコーチングの流派では、心と身体はつながっているという考え方もあって、深層心理には言語を通してではなく、身体の感覚や動きなどに注目します。比喩も多用します。」

−−−そういう意味では最近流行りの「マインドフルネス」の概念に近いイメージでしょうか?

ばるさん
「そうですね。『いま・ここ』の状態に意識を向けるため、近いです。学校や会社に行きたくないときにお腹が痛くなるのも心と体がつながっているからだと思っています。裏に抑圧された感情があって、それが体の表面に現象として現れるというメカニズムです。」

−−−アドラーの「※目的論」にも近い考え方ですね。

ばるさん
「はい。近いと思います。最近は『キレる私をやめたい』というエッセイ本に出てくる*ゲシュタルト療法についても興味があり、今年4月から本格的に学びます。身体に焦点を当てて本人が自覚していない本当の感情に気づく仕組みを広めたい想いもあります。」

*ゲシュタルト療法
ドイツで発明された心理療法。心と身体はつながっているという視点から、言葉だけでなく非言語的な表現も重視して、人の内面を深く理解しようとする方法。

お仕事(コーチングについて)

−−−そういえば、コーチングを始めたきっかけは何だったんでしょうか?

ばるさん
「最初はIT企業でお仕事をしていたのですが、子供が生まれた後に仕事と育児のバランスで悩んだことがあって、その時に第三者に壁打ちをお願いしたいと思ったのがコーチングと出会ったきっかけです。家族や友人に相談する選択肢もあったのですが、大事な話ほど知っている人には話しづらいし、どうせならお金を払って専門家に頼んだほうが良いと思ったんですよね。」

ばるさん
「コーチングセッションを受ける前は、自己認識として、自分のことを嫌な奴だと思っていたため、人と関わることを敬遠していました。でも、育児を通しての子供に与える影響を考えるとこういう生き方はやめたいと思ったし、心の底から自分のことを愛せるようになろうとはじめて思えました。」

ばるさん
「そこからはもうトントン拍子でコーチングにのめりこみ、最初は『コーチング・バイブル』という本を買って勉強していましたが、その後コーチングスクールへ入りました。実際にコーチとして活動してみて、コーチングは天職だと思いました。クライアントさんが自分と深く向き合い、自信のない状態から自信を取り戻していくプロセスは美しいと感じます。真摯に自分の人生と向き合っている方が好きなので、やりがいも大きいです。」

−−−今後のキャリアについては何か展望はありますか?

ばるさん
「最終的にはコーチングのような対人支援の領域の仕事を生業としていきたいです。会社員としてはたらくことより、自分のやりたいことを実現するほうが優先度が高くなったため、正社員からパートへ転職しました。育児もその時々で負担の度合いが変わるので、フェーズに合わせて仕事量を調整しやすいですしね。」

−−−「コーチング」ではなく「対人支援」と表現したことから、ゆくゆくはコーチング以外のスキルも身につけて総合的に「人」のサポートをしていきたい、という感じですか?

ばるさん
「そうです。もっと言うと、過去の私は自己肯定感の低さが根底にあり、人生は楽しくないものだと感じていました。過去の自分と同一視するわけではないですが、自分に自信が無い人に向けてサービスを提供していけたらと思っています。」

−−−1を10、10を100にするというよりは、マイナスを0に戻すみたいなイメージですか?

ばるさん
「そうです。さきほどお話した通り、4月からゲシュタルト療法についても学んでいくので、ゆくゆくはコーチングとあわせて提供できればと思っています。自分と向き合うことは時に痛みを伴うこともあるので、『変わりたいけど自分と向き合うのは怖い』と思っている人の心の支えになれればと思っています。」

生きづらさについて

−−−これまでの人生の中で「生きづらい」と感じた瞬間ってありますか?

ばるさん
「たくさんありすぎて思い出すのが難しいのですが、幼い頃からずっと、周りと違うという感覚はありました。一生懸命に集団に溶けこもうとしてるけど、それがうまく出来ずに悩んでいました。それが原因なのかは分からないですけど、いじめられた経験もあるし、心の奥底でうっすらと『自分は駄目な人間なんだ。どうせ自分は嫌われる』という気持ちがあったような気がします。」

−−−「周りと違う」という感覚はたとえばどういう場面で感じてました?

ばるさん
「今思えば、経験則として色んな『人のパターン』を見て、その中の平均的なキャラとして振る舞おうとしていたので、段々と集団に馴染めるようにはなってきたのですが、自分が設定しているキャラに従って行った言動に対して、想定とは違うリアクションが返ってきたときに、なんでその反応が返ってきたのか理解できず、異質な感覚を覚えていました。」

「若い頃は自分は人の気持ちがわかると思っていたけど、実際はそうじゃなかった。自分の持っている感覚を共有できる人が周りにいなかったので、大人になってからはINFJの人が書いたnoteを読み漁るなどして孤独を紛らわせていました。」

−−−この「生きづらさ」は最近まで感じていたものですか?大人になって、生きづらさを感じる場面や質は変化がありました?

ばるさん
「今の夫と付き合ったのが大学1年の頃だったのですが、その時から心の安全地帯を手に入れたような感覚があったので、幼少期よりは生きづらくなくなったかもしれないです。だんだん生きづらさの程度が小さくなっている途中なのでまだ0になったわけではないですが、①夫と出会ったこと②社会人になって仕事で評価されることで人間関係が円滑になったこと③コーチングと出会って自己開示を受け止めてもらう体験をしたことによって、少しずつ生きづらさから脱却している最中という感じですね。」

−−−大人になった今、当時感じていた「生きづらさ」の正体は何だと思いますか?

ばるさん
「一つは環境が影響していると思っていて、通っていた学校は地域的にヤンキーが多い地区だったので、全体的に荒れている子が多かったんです。自分は大人しいほうだったので、そうした子たちから常に馬鹿にされているような感覚があって、そんな自分が嫌いだったので辛かったです。フェーズによって生きづらさを感じる原因であったり質も変わるような気はしますが、まとめると人間関係がうまく築けないのが要因として挙げられると思います。」

これから「どう」生きるか?

−−−今後ばるさんが幸せでい続けるためには何が必要ですか?自分が幸せでいるために必要なものや考え方などあれば教えてください。

ばるさん
「幸せでい続けるために必要なのは、自分が安心していられる環境です。人間として生きる以上、心を100%乱さないのは難しいですが、何かあったときに安心して戻れる場所があればそこに戻って心のエネルギーを回復させることができます。これまでの人生、自分は激情型の人間だったけど、うまく心の波をホールドできる人間になっていきたいし、それが大人として成熟することなんだと思ってます。

−−−成熟した自分を作るために、これからどうしていきたいですか?

ばるさん
「自分らしく生きていきたいです。育児も含めて自分のやりたいことをやりつつ、それらのバランスを壊さないようにすることが大事だと思っています。柔軟性のある状態を保てるように出来たら良いなと…なかなか難しいですが(笑)」

−−−自分にとって、うまい塩梅を見つけるのは大変ですよね。

ばるさん
「そうですね。難しいけど、だんだんと*中道に近づくのが自分にとって良い方法なのかなと思っています。」

*中道
仏教用語。対極から離れてちょうど良いバランスを見つけること。

INFJに関して興味を持っているテーマ

−−−INFJに関して興味を持っているテーマなどあればお伺いしたいです。

ばるさん
「INFJの人の書いたnoteを見ていると感情の揺れ動きが激しい印象があるのですが、心の波を落ち着ける方法があれば知りたいですね。とある方から「感情エネルギーの大きい人は絵にぶつけるのが良い」と勧められて時々実践していますが、それ以外にも方法があるのかとか。」

−−−これまでINFJインタビューしてきた所感なのですが、INFJの人は芸術に秀でた人が多い気がしてます。

ばるさん
「有名人でいうと、椎名林檎さんはINFJっぽさを感じますね。ファンサイト内の彼女のブログを読むと、すごい内省をされていて思考の深さと繊細さを感じます。苦しみながら生きているように見えるけれど、それをうまく昇華させて作品にしてるところもすごいと思うし、情熱だけでなくちゃんとマーケティングの仕組みも採り入れて曲を生み出しているところも尊敬します。」

−−−最後に記事を読んでくださっているINFJの皆さんに向けて、一言お願いします。

ばるさん
「若いときは生きづらいなと感じる瞬間も多いかもしれないですが、大人になったときに今までの痛みが逆に原動力になってうまく作用するパターンも結構あるなと感じます。個人的にはINFJの人は遅咲きの人も多いと思うので、10代・20代で苦しくてもあきらめないでほしいなと思います。」

ばるさんのコーチングサービスについて

主な対象は「本音を隠すのをやめたい・素で生きたい」と思っている人。

セッションの中で現在抱えている課題や悩みに対してさまざまな視点から問いかけ、示唆を行い内省を促します。

自分と向き合いたいけど、いつも同じところをグルグルしてしまう・・・

そう感じている人には、きっと役に立つセッションだと思っています。

持ち寄るテーマは日常の些細なことでも、人間関係や仕事のことでも何でもOK。

体験セッションは1000円(2024年1月時点)で受けることが出来るので、興味がある方は以下のnoteから問い合わせしてみてください。

INFJラボではMBTI(または16type test)でINFJと診断された方を対象に、あなたのこれまでの生き方や価値観を振り返るインタビュー記事を掲載しています。

インタビューに興味のある方は私のXのDMまでご連絡ください。

過去のINFJインタビュー記事はこちらからご覧ください↓

  • みもり

    練馬の森に住んでるINFJラボの編集長。 人材営業、広告運用者を経て現在はWebメディアの編集者として活動中。 幼い頃から些細なことでモヤモヤを抱えがちで、漠然とした生きづらさで悩んできました。自分と同じように「生きづらさで悩むINFJ」の心に寄り添うメディアを創りたいという想いから、INFJラボを立ち上げ。

    みもり
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