【INFJインタビューvol.7】誰のためでもなく、「自分の」人生を生きる(ao.さん)

当ページにはプロモーション(広告)が含まれることがあります。

こんにちは。INFJラボ運営人のみもりです。

今回は、ao.さんのインタビュー記事です。

ao.さんは医療職に従事しながら、副業でオリジナル創作のイラスト制作をされている方です。

創作したイラストはこちらで展示しているようなので、あわせてチェックしてみてください。

ao.さん
note:https://note.com/light_358sky
instagram:https://www.instagram.com/ste11a_artw0rk

目次

ao.さんについて

−−−まずは記事をご覧いただいている皆さんに向けて、自己紹介をお願いします。

ao.さん
「ao.と申します。出身は東京でここ数年は東北で暮らしています。趣味は読書、イラスト制作、旅行、自然に触れることです。仕事は医療職に従事しています。現在ちょうど仕事も含めて人生の転換期にいるフェーズなので、今回のインタビューを通してこれまでの振り返りをして、色んな気づきを得られたらと思って応募しました。よろしくお願いします。」

−−−ao.さんはイラストレーターとしても活動されていると伺ったのですが、イラスト制作はいつ頃から始めたんでしょうか?

ao.さん
「本格的にイラスト制作を始めたのはここ最近ですね。絵を書くこと自体は幼少期からずっとやっていたのですが、大学生の頃にファンアートの制作を始めて、最近は二次創作ではなくオリジナルアートの制作をしています。自分のイメージを絵にして表現したいモチベーションが強いので、イラスト制作はずっと続けていきたいです。」

MBTI診断と出会ったきっかけ

−−−MBTI(または16タイプ診断)を受けたきっかけは何でしたか?

ao.さん
「私は16タイプ診断を受けたのですが、推しているYouTube配信者の方がMBTIタイプの話を動画で取り上げていたので、それで興味をもった感じです。何回か診断を受けたのですが、全部INFJでした。」

−−−診断結果を見てどう感じましたか?

ao.さん
「部分部分で「あ〜わかる〜」と共感しましたが、世界基準で希少なタイプという記載にはピンとこなかったです。直観力に優れていて、周りの人に細やかに気を遣える優しいタイプという印象だったので、日本人にはわりかし多いんじゃないかなあと思います。貢献意欲が高いところも日本人っぽい部分だと思います。」

「生きづらさ」について

−−−これまでの人生の中で「生きづらい」と感じた場面はありますか?

ao.さん
「色んな場面で感じます。振り返ってみると、学生の頃から『生きづらさ』を感じていた気がします。仕事のときも、プライベートのときも生きづらさを感じます。」

−−−例えばどういうときに「生きづらさ」を感じますか?

ao.さん
「例えばキャリア形成に対する考え方など、周りの人の一般的な価値観とは相容れない感じがあって、『枠にハマれない』自分に対して生きづらさを感じているような気がしています。意識していたわけでは無いのですが、学生の頃からマジョリティ側にいることは少なく、結果として少数派の立場に落ち着くことが多かったんです。まわりの考えと自分の価値観にギャップを感じると、思考が深いところまでいってしまって、あれこれ悩んでしまうことも多かったので、まわりの人たちから見れば『ブレやすい人』という印象だったのではないかと思ってます。」

−−−ご自身でも自分は「ブレやすい人」だと感じますか?

ao.さん
「いえ、自分の中では意思は一貫していて、芯は通していると思います。現職である医療のお仕事についても、遠回りはしましたが学生の頃からずっと志していた夢を実現した形なので。自閉症の弟のサポートをずっとやってきたこともあって、将来は弟のような人たちの力になりたいと思ったのが医療職を志したきっかけですね。」

−−−当時感じていた生きづらさに対してはどういうふうに対処しましたか?

ao.さん
「その当時は、自分の考え方がズレているんだと思っていました。他責というよりは自責の考え方ですね。今思えば、これまで自責を繰り返してきた人生だと思っていて、周りの人や社会が悪いとは考えたことが無かったです。」

−−−自責の念によって苦しめられる場面もありましたか?

ao.さん
「はい。自責によって自分の首を締めてしまうときもあって、たまに体調を崩したりすることが何度かありました。そういう自分の姿を振り返ったときに、『自分は誰の人生を生きているんだろう?』と分からなくなることもあって。最近は自分のために生きようと考えるようになりました。最近になってイラスト制作に打ち込むようになったのもその一貫です。」

−−−当時感じていた「生きづらさ」の正体は何だったと思いますか?

ao.さん
「色んな要因はあると思いますが、ひとつは考えすぎてしまう自分の気質があると思っています。感受性が鋭いぶん、刺激を受け取りすぎてしまって打たれ弱くなっている側面があると思います。普通の人は何も違和感なくそのまま進んでいく状況でも、自分は動けなくなることが多いので。なんで周りの人と同じように生きれないんだろう?と悩んだことはありました。医療現場もメンタルが強くてバイタリティのある人が多い業界なので、自分のように何でも受け止める人は少数派だと思っています。」

−−−当初感じていた「生きづらさ」の要因として、自分以外に要因があるとしたら思いつくものはありますか?

ao.さん
「これっていうものはすぐ思いつかないですが、個人によって程度や理由は違うとしても、かなりの数の人が『生きづらさ』を感じていると思っていて、『みんな生きづらいんだな』というのは節々で感じますね。そこには個人の考え方や気質の問題だけではなく、環境要因など社会の仕組みの問題もあるとは思います。」

−−−たしかにここ数年、Google検索で「生きづらい」と検索する人が急増しているという話を聞いたことがあります。

ao.さん
「そうみたいですね。一方で、自分の生きづらさを完全に自分の問題と切り離して考える人も増えているような気はしていまして、それもどうなのかなと思います。そういった人たちが増えると、同じく生きづらさを抱えている人が自分の生きづらさを表現しにくい状況にもなるのかなと。結局自責で考える部分と他責で良い部分の両方が絡み合っているものだと思うので、難しいですね。」

これから「どう」生きるか?

−−−もし自分がずっと幸せでい続けられるとしたら、そこには何が影響していそうですか?幸せでいるために必要なものや考え方などあれば教えてください。

ao.さん
「パッと思い浮かぶのは、自分が無理せずできる仕事をしていて、やりたいことがあって、収入も安定していて、時間の余裕があり趣味に打ち込める状態でいられたら幸せだなと思います。ここ数年医療現場でかなりハードワークをしてきたこともあって、*自分の時間を確保することの重要性は、身にしみて理解しています。」

*参考:ミヒャエル・エンデ『モモ』
ドイツの作家ミヒャエル・エンデが1974年に発表した児童文学。資本主義社会の発達により過剰労働が問題視されていた当時のドイツにおいて、「時間の奴隷」にならず自分の人生を生きることの重要性を風刺した作品。気になる方はぜひ手にとって読んでみてください。

−−−今後の人生、ao.さんは何を大事にして生きていきたいですか?

ao.さん
「まず第一に、自分を一番大切にして生きていきたいと考えています。というのも、これまでは周りの人の意思を優先して物事を決めることが多かったので。自分の人生なので、自分がやりたいことを優先するのが一番だと思っています。」

−−−そういう意味では、「空気を読む」とか「察して動く」こととは距離を置いたほうが良いかもしれませんね。

ao.さん
「そうですね。空気を読むことは無意識に習慣化してしまっている部分もあると思うので。そういう状態から自分をアップデートしていくフェーズが今、という感じですかね。逆に言うと「無意識に空気を読める」というのも才能だと思うので、バランスが大事なのかもしれません。

−−−「無意識に空気を読める」才能を活かせそうな仕事って何がありそうですか?

ao.さん
「人の無意識や本音に気づくという意味では、カウンセラーなどの対人領域の仕事では活かせそうな気がしますね。実は、将来的にカウンセラーになるという選択肢も頭の片隅にはあるんです。」

「自分が医療現場で働いていることも影響しているのですが、最近になって『治す』と『癒やす』は全然違うことに気づいたんです。『治す』は患者の感情面に関係なく、病気の原因になっている原因を除去して元に戻す、という意味で、『癒やす』は患者さんが安心して退院できるように、情緒面でのサポートも必要です。これはまだ構想段階ですが、ゆくゆくは医療と臨床を融合して、患者さんがほっとする居場所を作りたいなと思ってます。病院というよりは、『お悩み相談室』くらいのテンションのほうがイメージに沿うかなと思ってます。」

INFJに関して興味を持っているテーマ

−−−最近、INFJに関して興味を持っているテーマはありますか?

ao.さん
「INFJの長所と短所、人間関係での傾向について知りたいです。また、最近『*Refind Self:』という性格診断ゲームをやったのですが、ゲーム内での行動を統計データとして算出して、それを基に自分の性格タイプを出してくれるのが面白かったです。」

*参考:Refind Self:
記憶を亡くしたロボットが、博士との思い出を頼りに記憶を取り戻すというストーリーの性格診断RPG。
ゲーム内での行動が逐一データとして取得され、ゲーム内で取った行動や選んだ選択肢、かかった時間などから性格タイプを診断してもらえるというゲーム。Steamまたはスマートフォンで遊べるのでぜひプレイしてみてください。

INFJの仲間に向けてひとこと

−−−最後に、同じINFJの仲間に向けて何かコメントがあればお願いします。

ao.さん
「今回のインタビューでは、一問一答のような形で浅く広く話すのではなく、一つの話題に対して深く切り込んで話していく形式だったのでやりやすかったです。きっと、自分は特定の論点について深く掘り下げていくほうが性に合っているタイプなんだなとあらためて感じました。自分の思考整理、価値観の棚卸しにもつながるので、ぜひ他のINFJの人にもインタビューに参加してみてほしいです。

INFJラボではMBTI(または16type test)でINFJと診断された方を対象に、あなたのこれまでの生き方や価値観を振り返るインタビュー記事を掲載しています。

インタビューに興味のある方は私のXのDMまでご連絡ください。

過去のINFJインタビュー記事はこちらからご覧ください↓

  • みもり

    練馬の森に住んでるINFJラボの編集長。 人材営業、広告運用者を経て現在はWebメディアの編集者として活動中。 幼い頃から些細なことでモヤモヤを抱えがちで、漠然とした生きづらさで悩んできました。自分と同じように「生きづらさで悩むINFJ」の心に寄り添うメディアを創りたいという想いから、INFJラボを立ち上げ。

    みもり
記事が面白いと思ったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次